紀洋産業からの新しい自転車への提案です”Senic”シニック

      

mark AGでは乗車姿勢が楽で且つ停止時に両足を地面に楽に接地させて停車できる自転車を模索しています。
快適な走行ばかりでなく、ゆっくり走ったときの安定性を求めていました。
その一つの解答がここで提案する"SENIC"です。シニア世代がゆっくりのれるコンフォートサイクルいう意味をこめたネーミングです。
セミリカンベントな自転車をベースにしています。


この写真はすでにランドウォーカフォーク(LWF)を装着した写真でですが、オリジナルは一般の16インチの前輪が着いたものでした。欠点は、重心が後にある為、また前輪が小径であるために、こぎ出しの安定性が従来の自転車と比べて不安がのこります。LWFの装着はこの不安を解消しました。
また、こぐ方向が斜め前に足をこぎ出す為、従来乗っている自転車と使う筋肉がやや違い余計に力が必要な感じがします。立ちこぎができないので坂道がやや弱いとされています
動画の中で、後ろから自転車にあおられて停車するところがありますが、こんなときに両足がさっと地面につけられることがとても安心です。

ここでの大きな改造は、アシストギヤーの装着です。
真ん中辺りにギヤーが見えています。写真ではわかりませんが、2重になっていて1枚は偏芯しています。詳しくはアシストギヤーのページをご覧下さい。
偏芯率によって2〜3段位クランクの回転数を変えないまま、ギヤーチェンジをしたような効果が得られます。
ギヤーが偏芯してるため、チェーンテンショナーの動きが大きくなり、ギヤーチェンジなどのタイミングでチェーン落ちの確率が高くなってしまいました。
また一度チェーンが落ちると、かけ直すときに、クランクの位相と変心の位相に気を配らなくてはならず、一般のユーザー向けと言うには不向きでした。
アシストギヤーは一時中断しております。

もう一つの変化形です。電動アシストモーターをつけて、坂道でのリカンベント車の弱点をカバーします。
さらに、発電回生型の電動モーターを使用することで、下り坂で発電ブレーキがかかります。スピードが出過ぎず、安心して坂を下ることができます。低速での安定性は歩いている人と一緒の速度で走行する事が可能になります。強くこぎ出すとアシストが効いてさっとスピードを出すことが出来ます。快適に人混みの中を走行する事ができます。
写真ではわかりませんが、LWFシステムのスプリングの構成など改善が進んでいます。


上の写真は現在の試作車の形です。前輪は20インチLWF、後輪に24インチの車輪を使っています。
アシストモータ-を装着しています。
セミリカンベントタイプでのペタリングは、一般の自転車と比べ前後方向に入力される形になるので、縦方向に柔らかいサスペンションがついていても、ペタリングとサスの干渉が比較的少ないです。そのために、柔らかいサスを使用してクッション性をよくしてもペタリングロスが少なく快適な乗車感覚がえられています。 

柔らかい乗車感覚ということで、従来の自転車好きな方々のなかではあまり評価されない方も少なくないとは思っていますが、大阪サイクルモード、名古屋バイクストックなど試乗会では絶賛されるかたもけして少なくはない事をふまえて、製造の企画をはじめました。
試作フレームは16ー20インチで製作をお願いしました。
LWFシステムはすでにあります。アシストシステムも買いやすくなってきましたので、近い将来にこの自転車が形になってくるでしょう。

試作フレームを組立ました。アシストモーター装着で大体この様なイメージになります。
LWF装着でSENICになります。持ち合わせの部品を使っての組立になっています。
ハンドルステムや、背もたれなど重要なアイテムですが、製品に装着するこれから製作になります。
当面セミリカンベント車としての販売を先に始めようと思っています。
LWF装着は、オプションで可能です。
アシスト自転車としての登録をするために1台一車種あたり70万から100万円かかると聞いています負担が大きいのでちょっと度胸が必要です。

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