SVC(シルバーサイクル)
高齢者の為の自転車の開発をはじめました。
EーSVCの開発も始めました
試作2号機の新情報
基本性能
0.3輪自転車とします。
1.後2輪の間隔を40cmから55cmの間で調整可能とし、運転者の熟度にあわせられるようにします。
2.重心位置を後ろにさげ、また低くすることで、より横転しずらい構造にします。
3.、従来の高齢者むけ三輪車で、後輪で物をひっかけやすいという不安を、乗車位置を、後2輪に近いところすることで小さくします。
4.前輪駆動、前輪操舵(FF機能)採用で小回りができるようになります。
5.ペタル位置を前の方にずらせいてるので、ペタリングでの股関節、膝関節の後ろ方向への動きがすくなく高齢の方にやさしくなります。
6.スピードはおさえめになるようギヤの組み合わせます。
7.屋外で普通につかう自転車にします。
8.低床(地上高14cm)以下にし、またぎを容易にします。
高齢者の自転車の単独事故が増えているそうです。高齢者の移動の手段としての自転車がより安全性を求められています。
また、近距離の移動手段が徒歩か、自転車しかなくなってしまった高齢の方にとって、徒歩より早く、遠くまで移動できる、安全な自転車への要望が高まっています。
markAGでは、下記の特徴を持たせた自転車の開発に着手しました。
FF機能
今回のSVCの開発にあたって、従来自転車では使用されていない前輪操舵、前輪駆動が大きな役割を果たしています。後輪が”駆動の役目をしなくても良い”ということが自転車の機能を含めたデザインを大きく変えます。後輪の間隔や、ペタルとの間隔になにも制限を受けなくなるからです。今回採用しようとしている車輪幅の可変機能など従来では得られないものです。またイラストでは、後輪が座席に近いところにありますが、距離をはなすことで、荷車としての機能を強化することもできます。
など他にも私どもでまだ思いついてもいない機能がありそうに思えてなりません。                                                                          H20.2.5
実車の製作を始めました。評価用の試作車です。
後輪の全幅を60cmから80cm位まで変えられるようにしております。
この試作車では中速以上での走行の安定を優先させるスイング機構がついていますが、いわゆる自転車に乗れない人のためにスイング機構にどの程度制約をつけるべきか、検討したいと思っています。また高齢の方がいきなりリカンベント風のペタリングやハンドルが馴染むことができるのか試してみます。
適切なサドルと背もたれの位置関係についても実証していきたいです。上記のイラストにサスを取り付けました。H21.5.30
高齢者用にはスイング機構は危険であることに気がつきました。この自転車では左右方向のクッションに改変しています。
車輪幅が80cmになると転倒の可能性はかなり無くなります。特にこの自転車は幅の広い後輪の間にシートを持ってきているのと、シートの位置が低いです。
普通に自転車に乗れる私たちが、乗れない人の為の自転車を作るは結構難しい事です。
自分でバランスをとることをせずぼーっと自転車を漕いでいます。それで安全に走れるを安全としています。