CFR206 (旧名CFR201)で事故が発生しました。           2018年4月記
 折り畳み用部品と本体の接合部分の溶接が外れてしまうという事故です。
下記のような振動試験をしたところ9000回から10000回の振動で破断しました。
  
 歩道と車道の段差を当該部分近傍にストレスのセンサーを付けて実走行して、そのストレスを検証し、その結果と似たようなストレスを振動機によって再現します。
機械的に再現された歩車道の段差を通過するときに与えられる振動によって9000回から10000回の間の振動回数で破断が発生することがわかりました。

 9000回という回数は、普通の自転車で一般走行される場合においての耐用年数にとしては4年間弱程度が推定されるそうです
タンデム自転車においては、法律的に的には歩道走行はすることは禁止されていますので、一般的には段差の乗り降りの回数は数分の1程度、完全に遵法走行される場合は零もあり得ますのでこの試験内容だけのストレスからは、一般自転車利用の数倍の耐用期間が予想されます。しかし、受ける振動は段差の乗り降りだけではありませんし、一般の普通の使用時間より多くの利用がある場合もありますので、耐用期間に関しては一様ではありません。
 
 当該の破断を起こしてしまった自転車では、前輪にアシストモーターを配する改造を施した後1年弱で破断を起こしました。アシストモーターが登り坂などで低速で起動している場合には、クランクからのトルクの3倍のトルクによる負担が一般自転車と比べて破断部分にかかることになってしまいますので、より耐用年数を短くしてしまう誘導をしてしまったと思われます。

ご使用になる際には、よく事前点検をして当該部分にクラックなどの異常がないことを確認のうえご使用ください。

 タンデム自転車(TSR-263,TRYDEM TYPE R-2)の利用中に、事故が発生しました。

今後の皆様の安全な使用のために、事故の内容をお知らせ致します。

 静岡県の大規模レンタルサイクリング施設にて、小児が後輪とバックホークの間に足を挟まれて怪我をするという事故がありました。

 乗車していた小児は元々ペダルに足が届かないまま使用したか、または使用中前席者のペタリングについていけなくなりペダルから足が離れてしまい、足の置き場を探したと考えられます。

結果、足先をバックホークを使って固定しようとし、誤って後輪とバックホークの間に足を挟んでしまったと考えられます。(下図)

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